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2006年9月21日(木)

=シリーズ戦略会計= 売上計画を立ててみよう
 

売上計画はより具体的に

 商売の基本はなんと言っても売上です。ですから、売上計画は詳細に越したことはありません。

 何を・何時・何処に・幾らで・どれだけ売るのか?を出来るだけ詳細に計画する必要があります。

 業種業態によって方法は異なりますが、より具体的に計画を立てる必要があります。

飲食店の場合は

 たとえば飲食店であれば、席数が20で、1日の回転が3回転で、客単価平均が3,000円と言ったお店の場合は、1日の売上は20×0.8×3×3,000=144,000円とわかります。ここで0.8としたのは、満席と言っても全ての席が埋まるわけではないため、8割としました。

 そして1ヶ月の稼動日数が25日であれば、1ヶ月の売上は、25日×144,000円=360万円ということになります。

 更に曜日によっての変動や季節によっての変動も考慮する必要があると思われます。

 

 

売上が増えても減っても

 何故、より具体的に詳細に売上計画を立てるかと言えば、もし1ヶ月の売上を360万よりあげたいといった場合、席数を増やすのか、回転率を上げるのか、客単価を上げるのか、稼働日数を上げるのか?といった目標が具体的行動に結びつかなければ意味がないからです。

  逆に、1ヶ月の売上が360万円に満たない場合は、客数が少ないのか、客単価が小さいのか、稼動日数が足りないのか、その原因を具体的に明らかにして、対策を打たなければ、売上減少の改善が図れないからです。

  売上計画は具体的行動に結びついて初めて意味があるのです。