バックナンバー 2006年9月 2006年10月 
 
バックナンバー 前回 

2006年9月14日(木)

エンジェル思考で後継者育成

 

最大の投資先が目の前に

  毎年約29万社が廃業、その中の7万社位は承継させたくても後継者がいないためと言われておりますが、残りの約22万社はその意思がないということです。非常にもったいない話です。

22万社の選択要因は何か?

 あるコンサルタントの話ですが、「中小・零細企業の経営者は朝から晩まで汗まみれで仕事に追われ、資金を工面し、取引先や金融機関、来る人会う人に頭を下げっ放しで時間とリスクにまみれながら小さな報いで働き、 “子供に同じ思いは・・”と考え、子供もそんな親を見て育っているから当然の帰結ですね。」と。

  確かに一理ありますが、‘タイの尻尾より、いわしの頭’の諺もありますし、後継者を育成するということがどれほど効果的な投資か、つまり“投資家として後継者を創る”というエンジェル発想も一つです。

今は弱みだらけの自社かも知れませんが

‘会社も子供についても弱みまで知り尽くしている’

ことが同族会社の最大の強みです。

 訳の判らない上場企業への投資よりもはるかに確かな投資先です。

 事業継承の魅力を見直してしてみてはいかがでしょうか?