2008年9月17日(水) |
棚卸資産は
取得価額も要注意 |
棚卸資産は取得価額も注意して 税務調査では、まず棚卸資産の計上漏れがないか、調査されます。それと同時に注意しなければいけないことに棚卸資産の取得価額があります。 棚卸資産といっても製品・仕掛品のように「自社で製造されたもの」と、商品・材料のように「購入したもの」とがあります。 購入した場合には 購入先に支払った代金の他に引取運賃・荷役費・運送保険料・購入手数料・関税(附帯税を除く)等の購入のために要した費用を加算したものを取得価額としなければなりません。 また、販売するまでの間にかかる購入事務、検収、整理、選別、手入れ等の費用や、販売所への移動運賃等や、長期に渡って保管する場合には、その保管費用も少額(購入対価の概ね3%以内)のもの以外は取得価額に算入しなければなりません。 |
輸入の場合は要注意 国内で購入している場合は、こう言った費用はあまり出ませんが、輸入しているような場合は、必ず出ますのでご留意ください。 しかし現実の事務処理として、こう言った全てのものを計算して棚卸資産の単価を計算することは大変です。 「仕入諸掛」勘定を作ろう 引取運賃・荷役費・運送保険料・購入手数料・関税(附帯税を除く)等の購入のために要した費用や、購入事務・検収・整理・選別・手入れ等の費用・販売所への移動運賃等や、長期に渡って保管する場合の保管費用などがある場合は、これらの費用を様々な科目に振り分けないで、一括して「仕入諸掛」といった科目で管理し、期末に以下の算式を使い一括で振り替える方法を、お勧めします。
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仕入諸掛の合計金額×期末棚卸高÷ |
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