2008年1月7日(月) |
証券会社に預金?
MRF(マネー・リザーブ・ファンド)
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証券会社を通じて株式売買などを始める時に開設するのが「証券総合口座」です。 銀行の預金口座に比べてなじみが薄いですが、実は普通預金よりも金利が高いケースが多いです。 銀行のATMとの提携も進み、引き出し手数料が無料のところもあります。 本来は証券取引の資金を一時的に保管することを目的とした口座ですが、金利やサービスに着目して利用者が増加しています。 (1)ファンドの概要とその特色 証券総合口座は1円から預けられます。預け資金は、証券会社系の資産運用会社が設定する「MRF(マネー・リザーブ・ファンド)」と呼ばれる内外の公社債及びコマーシャル・ペーパーを中心に投資し、元本の安全性に配慮した元本割れの可能性が極めて低い金融商品に限定して運用を行なっています。 平成19年10月末時点でのMRFの平均利回りは年0.4%前後と銀行の普通預金の年0.2%を上回っています。
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(2)利便性が高い 顧客の注文に応じて株式、債券、投信などの他の金融商品を購入する場合は、自動的に資金をMRFから取り崩し、その運用成果はMRFに戻す仕組みです。 そして、口座開設時に発行した証券カードを利用すれば、提携先の銀行や郵便局、コンビニエンスストアなど、証券会社のATM以外でも資金を引き出すことが可能です。 もっとも証券会社が提携していないところのATMは利用できません。 また、ATMでの引き出し手数料を証券会社側の負担で実質無料にしているケースもあります。 さらに、大手証券会社では提携先のクレジットカードの引落しに口座を活用できるようになっています。 (3)課税上の取扱い
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