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2007年11月29日(木)

人のふり見て我がふりを

 
 

営業は配達屋ではない

 「うちの営業ったら、何をしているのかしら。お客から注文がきたら、のこのこ出かけるだけ。まるでご用聞きみたいと言いたいところだけど、ご用聞きならまだましね、単なる配達屋じゃないの。」

 「新しいお客を開拓したり、既存のお客のニーズを掘り起こして、ニーズにあった商品を勧めてこその営業じゃないのかしら。」

 「十分な商品知識を身につけようと勉強しないから、積極的な営業もできないのよね。」


経理は記帳屋ではない

 「営業が一生懸命売上をあげているのに、経理じゃ入金間違いや未入金を放置しているのだものなぁ」

 「相手に指摘される前に対処しなければいけないのに、これではだらしがない会社、いいかげんな商品を売っている会社と思われてしまうよ。」

 「経理は記帳屋ではない。帳簿はつけて終わりではなく、記帳することで、正しい取引事実を把握して、将来の指針として役立てこそ、意味があるというものだろ。」

 

 

社長は便利屋ではない

 「社長は、ロータリークラブだ、青年会議所だと、席の温まる暇もない。」

 「それでもでっかい仕事でも獲ってくるのなら、出かける甲斐もあるというものだが、持ち込んでくるのは友達のよしみで助けてといったものばかり。」

 「出ずっぱりで本当に社内の状況を掴めているのかな、会社を束ねるのは社長なんだよな」


  人のふり見る前にまず我がふりも見なければいけませんね。