2007年11月2日(金) |
710億円の会計ソフト株
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ライブドアが子会社の会計ソフト開発会社「弥生」を米国の投資ファンドに売却しました。売却金額は710億円です。 ライブドアの平松庚三社長は堀江貴文前社長の後任で弥生鰍フ社長だった人です。
資本金一千万円、発行済み株式200株と聞くと、弥生鰍ヘうちの会社と同じだ、と驚く人は多いと思います。 従業員数は473名と聞くと、「資本金に比して割合規模は大きいんだな」と思われるでしょう。 売上高87億円と聞くと、そうですか、と順当な規模と判断されるでしょう。 営業利益は37億円(43%)、経常利益も37億円(43%)、純利益が22億円(25%)と聞くと、無借金会社で利益率のものすごく高い会社なのだなと推測されると思います。 それでも、1株あたりが3億5500万円、全株で710億円とは想像を絶します。
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ライブドアはいくらで買った? 弥生鰍ヘ2004年12月20日に買収によりライブドアの子会社となりました。 買収資金の総額は200億円だったとされています。 そのときの報道によると、弥生鰍ノは中小企業を中心とした製品ユーザー40万社とサポートユーザー9万社があり、売上は66億円でした。 現在は、会計ソフトの本数シェアが50%超となり、サポートユーザー12万社と好調な経営内容です。 それにしても、ライブドアの株式売却益は510億円で、譲渡に先立って弥生鰍ゥら30億円の特別配当も受けるということですから、すごいものです。 買い方はLBO 株主が代わったというだけなら弥生鰍フ社況に変化はおきませんが、買い方はLBOでしたので、710億円のうち500億円ぐらいは弥生鰍フ借金として押し付けられるのかもしれません。もしかすると、一気に債務超過会社になりそうです。 それにしても、買主ファンドは将来の新規株式公開を視野に入れているものの、投資額を回収して売りぬけられるのでしょうか。
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