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2007年10月25日(木)

=シリーズ経営指標 在庫回転率=
ジャストインタイム

 
 

在庫と言っても色々です。

 一口に在庫と言っても、商売によって色々です。

 小売業や卸売業の場合は、商品だけですが、製造業の場合は、原材料・仕入部品・仕掛品・製品等製造しているものによって様々です。


在庫回転率を求めてみよう

 在庫回転率は期末の在庫で、年間の仕入総額を除して求められます。数字が大きいほど効率性がよく、無駄な在庫がないと言うことになります。

 仕掛品や製品には製造現場の人件費等様々な諸経費がかかっておりますので、年間にかかった費用の総額(総製造費用)を期末の在庫で除してください。

 この考え方を徹底していくとトヨタの「かんばん方式」となります。

 トヨタの「かんばん方式」とは、ジャストインタイムと言われ、「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」生産(供給)するという生産管理手法です。

 近年では、生産現場だけではなく、物流や大規模小売店やコンビニエンスストアなどにも取り入れられております。

逆に計算すると在庫日数です。

 在庫回転率と言われるとあまり実感のつかめない方は、計算を逆にして在庫日数で把握してください。算式では以下となります。


期末在庫÷年間総仕入額×365日

 在庫と言うのは仕入れて(あるいは製造して)売れてない分ですから、在庫が多い場合は、その分資金が必要になり、資金繰りを圧迫することにもなりかねません。

 自社の傾向を連年で把握しておくと、自社の適正在庫や、現場の不良在庫の発見にも役立ちます。