2007年8月27日(月) |
好景気って本当なの? |
巷の瞬時倒産はなぜ?? 7月12日の日経新聞は『倒産件数は前年対比で16.6%増加(1月から6月までの上半期)』と取り上げ、いくつかの興味深い【倒産原因】を指摘しています。 倒産原因を「@法令違反型」「A原燃料高型」「Bベンチャー失敗型」の3つに分類しています。 従来の常連であった“ワンマン経営型”から@の不正会計やAの地球規模の外的要因Bの起業家の経営手腕の未熟さへ移行しているようです。 更に『金融機関の中小企業に対する与信管理の厳格化』による貸出資金の引き揚げも指摘しています。 |
えっ〜!!!不良債権問題は落ち着いたのでは・・・??? 確かに今、“お金あまり”で金融機関各社の審査は甘くなっており、積極貸出の姿勢となっています。 金融機関にとっては、‘生き残りをかけた融資合戦’ですから、与信を甘くするために貸出先債権の評価格下げをしたくありません。 それゆえ、結果的には金融監督庁のお咎めを受けてしまい、“急激な融資引き揚げ”となり融資を受けている企業は瞬時倒産となるケースが増加しています。 メガバンクの不良債権問題が終結し、中小金融機関に矛先が変わった2005年上半期から中小企業の倒産が増加に転じていることからもそのことが伺えます。
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