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2007年8月1日(水)
厚生年金加入記録の読み方
 
 

わかり難い年金加入記録の回答票

 何かと年金加入記録漏れ問題が騒がれている昨今ですが、社会保険事務所で加入記録を調べたり、郵送や電話での加入期間調べの申込をすると、「被保険者記録照会回答票」が出されて加入期間の確認ができます。

 しかし、この回答票はアルファベットや数字が並んでいて、一見しただけでは内容が把握しにくいものです。

 社会保険事務所の窓口であれば訊ねることもできますが、自宅等で自分で確認する時等は回答票の見方も知っておくと便利です。

 回答票をお持ちの方は開いてみてください。

被保険者記録照会回答票の見方

  1. 被保険者の種類「種別」欄
      「1」は男性、「2」は女性を指します。
    「5」は基金加入男性、「6」は基金加入女性です。

  2. 「月・賞」とあるのは標準報酬月額(月額給与を等級に当てはめて決定された額)や標準賞与額を千円単位で示したものです。

  3. 「原因」とあるのは、社会保険の加入・脱退の状況。その右側に月数が示されています。

    「1」 新入取得(入社)
    「2」 再取得(転職して再び入社)
    「3」 中間記録(算定、月変、基金入退)
    「4」 一般喪失(退職、65,70歳喪失)
    「5」 死亡喪失(亡くなった場合)
    「6」 第4種被保険者資格取得
    「S」 賞与支給記録

  4. 一番下に、加入合計実月数が示されています。

 ご自分の記憶と合致していますか?

 年金加入記録は個々人の加入状況により、ここに紹介しきれないケースが表示されている場合があります。

 理解しがたい時は、専門家や社会保険事務所に訊ねてみるのが良いでしょう。