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2007年3月14日(水)
収入と所得とは違うの?
 
 

収入から経費を控除したものが所得

Q「収入と所得は違うのですか?」

A「はい、明らかに違います。」

 「総収入金額−必要経費=事業所得の金額」とか、「収入金額−給与所得控除額=給与所得の金額」、「収入金額−(取得費+譲渡費用)−特別控除額=課税譲渡所得金額」など、表記方法が一様ではありませんが、それでも、「収入から経費的なものを差し引いたもの」が「所得」というのが所得税計算上での基本的な概念です。

 

収入も所得もいっしょくた

 ところで、世間一般では「収入」と「所得」は同一の意味あるいはゴチャゴチャに使われていることが少なくありません。

 例えば、金融機関でローンを組む、ポイントカードなど各種会員登録をするなどの場合の申込書には、「年収」とか「年所得」の記入欄があるのがほとんどです。

 それでも「年収」と「年所得」両方の欄があることはまずないでしょう。

 記入欄が「年所得」とあってもサラリーマンであれば、社会保険料や税金などが差し引かれる前の給与支給総額を記入すべきなのでしょう。

 これが事業主や不動産所得のある人であれば、「年収」とあっても収入から経費を差し引いた所得を記入することが予定されているはずです。

 収入が1000万円あっても経費が990万円かもしれないのですから、収入を尋ねる意味がないからです。

  世間一般では「収入」や「所得」は「実収入」というのが共通認識なのでしょう。