2007年2月20日(火) |
=現金主義会計の勧め= 現金主義会計はキャシュフロー会計 |
経理業務の本質は 経理の本質は、取引現場にいない者が、取引が正しく行われたか否かを管理し監視するシステムです。 だから現場を熟知している、或いは自らが取引を行っている、小規模企業のオーナー社長にとって経理業務は負担以外のなにものでもないのです。 経理業務を負担に感じている小規模企業にお勧めなのが現金主義会計です。 現金主義会計はキャシュフロー会計 現金主義会計というと、なにか前近代的な会計のように聞こえますが、資金繰りを中心としたキャシュフロー会計とは、まさに現金主義会計のことなのです。 キャシュフロー会計とは、本来資金収支を重視した会計であり、企業の安全性を重視した会計です。 「勘定合って銭足らず」と言った発生主義会計(制度会計)の弱点を補うためにこのところもて囃されております。 |
現金主義会計と発生主義会計 現金主義会計と発生主義会計(制度会計)の違いを簡単に売上を例にとって説明しますと、発生主義会計では、商品の引渡しをもって、売上げの発生と捕らえます。しかし商品の引渡しと言っても、その方法は様々です。 小売りであれば、当然現金と交換になるでしょうが、信用取引の場合は、何日締めの何日払いということで、付け(掛け)で伝票だけで引き渡す場合もあります。また割賦販売のように、頭金だけ貰って、残りは分割という場合もあるでしょう。 それに対して現金主義会計では、現金(キャッシュ)の入金を確かめて初めて売上げとなるのです。 ですから掛けで幾ら売っても売上にはならないのです。 売上の計上一つ取っても、企業の安全性を考えると、現金主義会計の方が、より安全な経営状態を把握できるのです |
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