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2007年1月18日(木)
60歳からの選択と年金
 
 

年金受給とあわせてパート勤務も

  団塊の世代が大量に定年を迎える2007年がやってきました。すでに、大体の方は定年後の生活設計を描いていらっしゃると思います。

 高年齢者雇用安定法の改正で雇用延長、再雇用の道が開かれ、働き続ける人も増えていくでしょう。60歳から年金の満額受給までをどう繋いでいくかが課題となっています。

 今年4月2日以降60歳定年を迎える方は、年金の受給開始時期の引上げにより満額受給は満64歳からとなります。

 60歳からは報酬比例部分のみの支給ですから、定額部分が支給されるまで、何らかの方法で収入を補っていく必要があるでしょう。


お金か、働き甲斐か、

  年金受給者が企業で働くと給与額によっては年金が減額されることがあります。

 給与を取るか年金を取るか迷うところですが、少しはゆとりの時間も欲しいという時の選択肢として、又比較的年金受給額を減らさないという観点から考えると、再雇用の際社会保険には加入できない労働時間(常用の労働者の3/4未満の労働時間と日数)で働くという方法もあります。

 その場合は年金の支給停止は無く、全額受給ができます。

 又、週20時間以上働いている場合は雇用保険加入者となりますから、定年前5年以上雇用保険加入していた人は、高年齢雇用継続給付も受けられる場合もあります。(但年金の一部カットがある。)

 定年後は様々な選択肢があり、人によっては働くことは生活のためだけでないこともありますから、金銭のことばかりでは計れないと思いますが、働き方は自分のワーク・ライフ・バランスに合わせて選びたいものです。