2006年12月28日(木) |
計画の中に利益がある |
パーキンソンの法則は 利益確保のキーワード事業計画や年度計画に限らず、これから行うことを“すべからず計画によって実行しよう”と企てるのがビジネスですが、同時にその曖昧さの度合いによって行動にロスが生じ利益が薄くなります。 ‘曖昧はゆとりだよ。’という個人的な日常生活の習慣が仕事にも入り込み「パーキンソンの法則」の餌食になって利益の消滅を招いてしまいます。 パーキンソンの法則は「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」というものですから、完成のためにどのような時間がどのような要素に必要なのかを明確に特定することが重要で、その要素を時間軸に落とし込む段階で利益確保の大きさと確立性のほとんどが決まってしまうことになります。 |
更にこの法則は「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」と言っており、時間の膨張とともに支出が増大し、‘利益の少ない仕事’を生み出してしまいます。 これは長い歴史の中で多くの実態から発見された人間の持っている本質的な行動原理と言われていますので、余程に計画性に裏打ちされた行動を意図しなければ企業利益が確保されないということになります。 近年、日本の産業は計画的に設定しやすい定型業務が海外移転し、替わりに「創造性や付加・変形・アメーバ的業務」に変化している為、業務に計画性を設定することが今まで以上に難しくなっており、時間と支出の膨張の拡大が中小企業の業績を圧迫する大きな要因となります。 |
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