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2006年12月27日(水)
雇用関連の書類の保存
 
 

文書の保存期間はどのくらい?

 会社には、法定帳簿として税務関連書類は重要ですが、従業員雇用に関する法定帳簿も数多くあります。

 各々保存期間が定められていますので、確認してみましょう。


● 2年と決められている書類

  • 健康保険・厚生年金に関する書類
  • 雇用に関する書類(被保険者に関するものを除く。)

● 3年と決められている書類

  • 労働者名簿
  • 賃金台帳
  • 雇用、退職、解雇に関する書類
  • 災害補償関係に関する書類
  • 賃金その他労働に関する重大な書類
  • 労働保険に関する書類
  • 労働保険料に関する書類(概算・確定申告等に関する書類)

● 4年と決められている書類

  • 雇用保険の被保険者に関する書類(離職証明書等)

● 5年と決められている書類

  • 健康診断の結果記録

● 書類の保存は慎重にしたいもの

  従業員の採用時の誓約書や身元保証書、履歴書などの雇入れに関する書類については、特に法令の定めはないものの、同様の保存をしておく方が良いでしょう。

 昨今は個人情報保護法の動きからも、雇用関連書類の取り扱いには取扱規程を定めたり、又、取扱責任者を定めるなどして、気を使い整理して保存しておきたいものです。