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2006年12月21日(木)
中国で年間12万元以上に自己申告制度
 
 

中国でも確定申告制度がいよいよ開始される

 国家税務総局は『個人所得税自己申告納税弁法』を11月8日に公布し、12万元以上の年間所得がある場合は、税務機関に3月31日までに申告しなければならないこととなりました。


【対象者】

  1. 中国に住所のある者。
  2. 1年以上中国に居住する者。

【対象となる収入】

  1. 年収12万元を超えるとき
  2. 中国国内で、2ヶ所あるいは2ヶ所以上から賃金、給与所得 を取得したとき
  3. 中国国外から課税対象所得を取得するとき
  4. 課税対象収入を取得し、源泉徴収義務者のいないとき

=確定申告疑問質問=

  1. え!中国では確定申告制度がなかったの?
  1. はい 給与について会社が毎月、源泉徴収することで完了し、その他の所得は毎月申告が原則でありました。
  1. 申告しないとどうなるの?
  1. 状況によって違うことが、今回の通達で明示されています。悪質な場合、本税の300%が罰金ですが、軽度な場合は2,000元〜10,000元も
  1. 12万元は外国人も適用されるの?
  1. 中国人、外国人の区別はなく、年収12万元(高額所得者)に強制されております。
  1. 183日を越えて中国に滞在する人にも適用されるの?
  1. 今回は適用されません。
    租税条約で納税義務はありますが、会社からの申告だけは必要ですが確定申告の必要はありません。1年以上居住している者だけが、今回の対象です。