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◇新着税務情報◇
 〜税制改正〜
 寄付金控除の拡大
 

寄付金控除が拡大されたと聞きました。どの程度の拡大ですか?
また、先進諸国(特にアメリカなど)に比べて日本は寄付金控除の恩恵が受けられないと聞きますが、本当でしょうか?

 

 従来ですと、1万円以上寄付した場合に、それを上回った額が所得から控除することができる対象(寄付金控除)とされてきました。

これが、平成18年度税制改正により、寄付金控除の適用下限が従来の1万円から5千円に引下げられました(改正所法78)。
したがって、今後は5千円を上回われば、その上回った分が所得から控除できます。

 たとえば、赤い羽根の募金などで1万円募金すれば、確定申告をすることで 5千円分の所得控除をすることができます。  ただし、日本の寄付金控除には上限も設定されており、総所得金額等の合計額の30%が上限です。一方、アメリカはその上限が設定されていないため、 「税金納めるより寄付へ」といった考えがあり、寄付をすることが多いようで す。

日本が寄付大国になるためには、こういった税制の問題も整備する必要があるようですね。