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2009年6月18日(木)

経営危機の脱出は 休暇活用戦略で
 
 

「夏休み明け、高橋君あんなに頭良かった?の格差拡大」

 “あんなに出来る奴だった?”また反対に、“あいつワルになったよな!”など子供の世界によくみられる現象を私たちも幼いころ多く体験してきました。

 ところが、大人になっても、或いは“経営幹部や社員”にも似たようなことが・・・

 今日の世界的な経営危機の最中のゴールデンウィークにあっては、“取引企業が休みだから”と安心して休暇を楽しんでしまう経営管理者や幹部、一方で休み明けでの社員の集中的行動を明確化させるための課題解決を“集中的幹部合宿”と銘打って実行した会社の“休暇行動”の差がどれほど大きな結果の差となるかは明白です。

休暇中は友人などとの情報交換でベクトルが拡散する

 後者の戦略整理の時間とした会社の場合では、社員への“休暇前の方向付け”など休暇中に社員のベクトルがバラバラにならないような意識付けをし、社員もより良くなる方向での休暇となることによって、“優良社員化”し、組織全体では大きな格差が誕生することになります。


経営を考える時間数が多いほど可能性が広がる!

 このようなことは、大型連休に際立ってしまいがちですが、毎週末であっても同様ですから、一年を通すと大きな差となるのは当然の帰結でしょう。

 次回の大型連休に合わせてではなく、今度の週末前からその事を意識され、経営者は自らそしてさらに経営幹部に“休暇の価値あるあり方”を問い、日頃の課題を整理する時間として、休み明けに課題の解決策を提示するよう求めるくらいでなければ、厳冬からの脱出は、ますます困難となります。