2008年10月1日(水) |
〜銀行の格付けの実態〜 なんで、それが粉飾になるの? |
粉飾と誤解される可能性が・・ 「とんでもない、仕入原価の値上がりを見込んで多めに在庫しているのです!粉飾でもデッドストックでもなく、今後の収益改善になります。」と説明したところ、銀行担当者は理解を示したかに思えた。 不良資産って何? しかし、銀行内部の現実は「適正水準額を超えた在庫」は不良資産とみなし、資本の減少として扱い、自己資本比率を算定します。そのことは、銀行の機密である格付け評価に反映されてしまいます。 このように経営者が考える利益追求行動の範囲内であっても、正常な資産とされない測定があることを予定しなければなりません。
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測定のいろいろ 在庫に限らず、適正水準を超えた売掛債権、動産、不動産などについても同様の傾向にあり、それは会計基準でもなく税法基準でもない格付け基準といえるものです。 適正水準って? 格付け基準は、各金融機関独自のものですし、その時々の実施方針によって変化するものです。しかし、その適正水準なる数値は、国や民間の統計数値の平均指標や独自データをベースにしているようです。 格付けのために経営をするのはおかしな話のようですが、格付けが低く融資が受けられなくては経営継続が困難になってしまいます。 そこで、増収活動と共に、滞留している在庫や売掛金の改善によって資金化を進め、あらぬ疑いをかけられることなく、格付けアップを図ることが大切となります。 |
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