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2008年3月18日(火)

暫定税率と道路特定財源

 
 

ガソリンの暫定税率とは?

 ガソリン税とはいわゆる車のガソリンにかかる税金で、正式には「揮発油税及び地方道路税」を言います。

 揮発油税は1957年に創設され1964年揮発油税の本則で、1キロリットル当り24,300円(1リットル24.3円)となりました。

 1974年第7次道路整備5ヵ年計画の財源確保の為、暫定措置として「租税特別措置法」第89条2項により、揮発油1キロリットルあたり29,200円となり、1976年36,500円/キロリットル、1979年45,600円/キロリットルと徐々に引き上げられました。

 そして1993年に2008年3月末日までの暫定措置として1キロリットルあたり48,600円と言う倍の税率になっているのです。

 これが今国会でもめている「ガソリンの暫定税率です」。

道路特定財源って何?

 道路特定財源は1953年に「道路整備費の財源等に関する臨時措置法」により始まりました。

 上述した揮発油税が現在の道路特定財源の中では、最も古いですが、その他にも色々あります。

<<国税>>

石油ガス税
  税率17.5円/Kg(本則)で所謂タクシーが入れているLPガスにかかる税金です。

自動車重量税
  自家用乗用車の場合、税率6300円/0.5t・年(暫定。本則2500円)で車検時にかかる税金です。

地方道路税
 税率5.2円/リットル(暫定。本則は4.4円)でガソリンに揮発油税と併課されています。


<<地方税>>

軽油引取税
 
税率32.1円/リットル(暫定。本則は15.0円)で所謂軽油にかかる税金です。

自動車取得税
 自家用の場合、税率 取得価格の5%(暫定。本則は同3%)で車を購入した時にかかる税金です。