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2008年2月8日(金)

「ねんきん定期便」 来年から開始

 
 

「ねんきん特別便」と「ねんきん定期便」

 年金記録未統合者向けに送られる「ねんきん特別便」が平成19年12月より開始されたことは、平成20年1月29日のコラムでお知らせしましたが、来年4月から「ねんきん定期便」が始まります。

 「ねんきん特別便」は加入期間の未統合記録問題で対象となった方について通知されるものですので、一人1回だけの送付です。政府は3月までには未統合記録の全部を解明し、統合するのは困難であると発表しましたが、引続き通知は続けられ統合作業が進められます。その後、平成21年4月からは「ねんきん定期便」が本格始動します。「ねんきん定期便」は、毎年誕生月に国民年金・厚生年金保険の被保険者である方に届きます。


「ねんきん定期便」の記載内容

 加入者全員を対象とした内容としては

  • 加入期間
  • 年金見込額
  • 過去すべての厚生年金保険の標準報酬月額
  • 過去すべての国民年金の納付状況(納付済、未納、免除等)が通知され、一定期間経過後は「直近1年分の厚生年金保険の標準報酬月額」や「直近1年分の国民年金の保険料納付状況」

が、毎年通知されます。さらに、特定年齢の方(35歳、45歳、58歳)には、加入履歴や50歳以上の方には年金見込額、50歳未満の方には、年金早見表が送付されます。

 

 

「ねんきん定期便」が届いたら

過去に勤務していた時期、自ら国民年金を納めていた期間等を確認し、加入記録漏れが無いかを確認します。その後は一定期間を置いて来た定期便では直近1年間の保険料納付状況を把握し、資格取得、喪失年月日、標準報酬など自分自身で毎年年金記録を確認する必要が生じます。

方や期末時点で未収が確定するのに対して、方や申告時点の判定時点での未収確定だからです。